タワーマンションは昔の団地に似ている?

マンションコミュニティ研究会のフォーラムで見せて頂いた 湾岸タワーマンションでの熱いコミュニティの様子には、 何か既視感が…。 昔の団地の姿に似ている! そう思ったのは私だけではなかったようです。 団地という平面展開が、タワーという縦の展開になっただけ。 子供の声が絶えず、行事も盛んだった30年、40年前の団地…。 高経年団地にヒアリングに伺うと、役員の皆さんの 昔の賑やかだった時代の思い出話に花が咲きます。 何もないところに街ができ、一挙にたくさんの家族が入居してくるのですから、 子供の遊び友達探し、ママ友探しはとても優先順位の高い課題です。 子供が楽しめる機会を作るため お父さんたちも一生懸命、団地の行事の準備に奔走します。 だから、その名残りで、今でもマンションの行事といえば、

お祭りとクリスマス会と餅つき大会が定番です。 このころの分譲団地は憧れの住まいでした。 高い倍率をくぐりぬけマイホームを手に入れた方々の、自分たちで団地を「管理」していこう! というモチベーションは高く 管理組合の役員さんが集まって議論しながら、お酒を飲む…なんて姿もどこでも見られました。 その当時、今でも通用するとてもステキな本もたくさん出版されました。 そのころの本を読むと、管理とコミュニティは切り離されておらず 専有部分と共用部分も一体で「住まい」ととらえられており 「集まって住む環境への愛情」に満ちていて、私は大好きです。 その団地の多くが、今は高齢化問題に直面しています。 子供の数が減ってお祭りも盛り上がりません。 その中で、今でも活気がある団地の特徴で気が付いたことを上げてみたいと思います。 1.子供抜きで大人が楽しむサークルが早い時期からたくさんある 2.団地全体の環境が魅力的で、団地の価値が維持されている 3.団地内に成人した子供家族が戻ってくる親子近居が多い 4.団地を地域に開放している 5.子育て世代を呼び込む戦略をもっている 6.管理組合に争いがない たくさんの管理組合を思い浮かべながらあらためて書いてみると…見えてくるものありますね。 で、フォーラムの話に戻りたいと思います。 湾岸のタワーマンションに入居した子育て中の若いファミリーにとって、 知り合いづくりが大事なテーマであることは昔と変わらないことを新ためて確認できました。 もう、超高層マンションの居住者は人と付き合いたがらないというステレオタイプの考え方を変えなくっちゃ! お父さんたちが、マンション管理に熱く、理事に立候補する様子も、 国の検討会での第三者管理の議論と正反対で、 時代とともに形は少し変わっても、根本的に昔の団地と同じだと、 フォーラムに参加された昔を知る多くの方が感じられたようです。 で、そのあと… 20年たって、今の子供たちが成人したころ タワーマンションの熱いコミュニティはどうなっていくんだろう…と。 つい、時の流れを想像してしまったのも、私だけではないようです。 でも、大事なのは今、

今、何ができるかに全力で集中することですよね。 その積み重ねが未来をつくるのですから…。

#廣田信子のコラム

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