「対立」は「対立がある」と口にしたときから始まる


人は考え方や価値観が違いますから、 同じマンションに暮らしていても 必ずしも意見が一致する訳ではないのは当然のことです。 しかし、その違いを包み込んで、 ほぼ全員の納得のもと方向性を出していける管理組合と、 紛争や対立がこじれて、 中傷合戦や訴訟にまでいく管理組合とは どこが違うのでしょうか。 私は、「対立がある」と口に出して言ってしまったときから 「対立」は始まると思います。 だから、相談を受けるものは注意が必要なのです。 人間は、解決したい問題を人に相談するとき、 無意識に、自分の正しさを主張し、相手の問題点を並べ、 「私が正しいでしょう。 こんなおかしなことを言う人がいて困っているんですよ。 どうしたら相手を変えられるでしょう。」という話ぶりになります。 こうやって、自分の口で「対立」の存在を説明をして、 自分の正しさを主張したときから、「対立」が存在してしまうのです。 口にする前は、 まだ、意見の違いあって、どうすればうまく折り合えるかな~と 思っている段階ですから、「対立」ではないのです。 私は、「対立」はつくらないというのが、管理組合運営の大原則だと思っています。 たとえ、相手の言っていることが自分勝手に思えても、 言い方が失礼であっても、その人がネックになってやりたい事業が進められなくても、 そういう考え方がある…という事実だけを受けとめ 評価しなければ「対立」は存在しません。 で、その人の主張の中にある価値観や感情を知るようにします。 共感しろという訳ではありません。ただ、感じて理解するということです。 時間がかかってもいいんです。 ここで、お互いの正しさの主張や感情をぶつけ合わない方が 問題はかえって早く解決します。 多少、感情的な言葉の応酬があっても、それを「対立」と評価しないで、 「お互い、よかれと思って熱くなっちゃったよね」 ということで納めれば、そこに「対立」は存在しません。 外の専門家や相談機関に相談したことで、 「対立」の存在が既成事実になってしまうという側面があるので、 受ける側はほんとうに気を付ける必要があります。 私は、どんなに「対立」や「自分の正しさ」を主張される 相談を受けても、ただニュートラルに受け止め、 どう解決したいのか、そのためには自分はどう動けばいいのかを 自らが気づくようにということだけを心がけます。 ですから、「対立」があることを前提に、その仲裁を、第三者に委ねるADR的なものが、 どうもよくわからないのです。 「対立」はないという大前提で進めるのが一番です。 そこには、合意形成に至る過程、問題解決の過程があるだけです。 それがちょっと長引いているだけです。

ほぼ全員の納得のもとしっかり合意形成できる管理組合は、 合意形成の過程での意見の違いを、 決して「対立」とはとらえないマインドがある…と私は思います。

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