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その時々の権力に振り回されないで


先週、ブログで総会決議を理事会で反故にすることによる トラブルの話を書きました。

「総会決議を理事会で反故にできるか?」 理事会で簡単に総会決議事項を変更する人たちからは、 ・理事会での審議が足りないうちに総会の議案になったのだから新理事会で改めて審議するのは当然 ・総会は委任状が大半で決議してしまったものだから、 新たに理事が検討しても問題ない というような理屈を聞くことがあります。 しかし、 その内容がベストかどうか、十分に審議されたかどうかという話と、 総会で決まったことを理事会で勝手に変更していいかという話は まったく別です。 こういうぐちゃぐちゃした運営をしている話を聞くたび、 管理会社はいったいどんなアドバイスをしているのかと思います。 現理事に気を使って、 「総会決議をしても理事会で審議していないのだから、 実施しなくても問題ありません、 総会決議に拘るあなたの方がわかっていない」

というような対応を管理会社にされたら、 ものすごく納得いかない気持ちをずっとこの方は 持ち続けることになります。 現理事、今権力がある人にだけに気を使っていればいいという 管理会社の姿勢が気になることがあります。 現理事が案を作れば、審議不足でも言われるままに総会議案に入れ、 次期の理事が、総会で決まったことに対し、 「これはおかしい変更すべき」と言えば、 「変更も可能です」といって現理事の方にこび、前理事の異議を適当にあしらう…。 このケースがそうだという訳ではありませんが、 管理会社のその場しのぎの現理事にこびるアドバイスが、 新旧理事の対立を生んでいる場合が少なくないのです。 管理会社にも言い分はあると思います。 理事は管理会社の言うことを聞いてくれないんですよ。 自分にとって都合が悪いことは聞き入れてくれません。 内部対立の巻き添えで、いったいどちらの見方なんだと 責められてしまうこともあるんです…と。 それでも、そのときの権力に振り回されずに、 正しい合意形成ができるようにアドバイスしてこその パートナーでありプロだと私は思います。 権力闘争が激しく、元理事がクレーマー化しているマンションで、 長年、その時々の権力とクレーマーに振り回されながら、 ものすごくエネルギーを使ってイレギュラー対応してきた管理会社が 簡単にリプレイスされました。 こんなにおかしな管理組合運営になっているのは、 管理会社が無能だからと、マンション管理士に言われて、 結局、すべては管理会社が悪かったことに…。 理事が言う通りにやってきたらこうなったなんて言い訳は通用しないのです。 お客に逆らえないというところに逃げ込み、その場限りの対応をしてきた管理会社が、 クレーマーを助長させ、理事が替わる度に方針が変わるような管理組合運営にしてしまったのだと言われるのです。 ころころ変わる対応では、どんなにその時々の理事長に気を使っても、 結局は評価されないのです。 ぜひ、おかしいことはおかしいとちゃんと言って、 正常な管理組合運営ができるようにアドバイスして、 管理組合から本当の信頼を得られる管理会社になってほしいと本気で思っています。

 

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