
「対立」は「対立がある」と口にしたときから始まる
人は考え方や価値観が違いますから、
同じマンションに暮らしていても
必ずしも意見が一致する訳ではないのは当然のことです。
しかし、その違いを包み込んで、
ほぼ全員の納得のもと方向性を出していける管理組合と、
紛争や対立がこじれて、
中傷合戦や訴訟にまでいく管理組合とは
どこが違うのでしょうか。
私は、「対立がある」と口に出して言ってしまったときから
「対立」は始まると思います。
だから、相談を受けるものは注意が必要なのです。
人間は、解決したい問題を人に相談するとき、
無意識に、自分の正しさを主張し、相手の問題点を並べ、
「私が正しいでしょう。
こんなおかしなことを言う人がいて困っているんですよ。
どうしたら相手を変えられるでしょう。」という話ぶりになります。
こうやって、自分の口で「対立」の存在を説明をして、
自分の正しさを主張したときから、「対立」が存在してしまうのです。
口にする前は、
まだ、意見の違いあって、どうすればうまく折り合えるかな~と
思っている段階ですから、「対立」では